「ショートニング」に怯える話

悪あがきと拗らせ

先日、横浜のカフェでたまたま買ったWalker’sのショートブレッド(輸入菓子)の美味さに衝撃を受け、後日カルディで追加購入までしてしまった。(その時の投稿はこちら

カロリーが高めなことは重々承知しているのだが、「なんであんなに美味しいのか」「安いお菓子と何が違うのか」が気になって、ネットで調べてみた。

美味しいクッキーの条件と「ショートニング」の存在

調べてみると、理由は非常にシンプルだった。本当に美味しいクッキーは、成分表示のトップ(一番多く使われている材料)に「バター」が記載されている。Walker’sは成分の30%以上がバターというバターの塊みたいなものだ。なるほど、美味しいわけだ。

そして同時に、ネットの解説で頻繁に登場したのが「ショートニング」という成分。市販の安いお菓子の大半は、コストの高いバターの代わりにこのショートニングを使っていて、こいつがなかなかの曲者らしい。

そう言われると途端に成分が気になり始め、スーパーへ行くたびにお菓子コーナーに立ち寄っては、手頃なクッキーやビスケットの裏面を片っ端からめくってみる‥。すると見事に、多くの商品に「ショートニング」の記載があった。ネットで調べた通りであった。

このショートニング、要するに「人工的に作られた油」だ。 液体の植物油に水素を添加して、無理やりバターのように常温で固まるよう加工している。お菓子に混ぜて焼くとサクサクした食感が出て安上がりな、企業にとって都合の良い油なんだそうだ。

ショートニングの危険性

しかし、この製造過程で発生する「人工のトランス脂肪酸」が問題視されている。これが悪玉コレステロールを増やし、心疾患などのリスクを上げるため、海外(特にアメリカなど)では食品への使用が厳しく制限されたり禁止されたりしているのだ。ところが日本では明確な規制がないため、普通に多くの食品に使われている。

人間ドックでは毎回悪玉コレステロール値で引っかかっている40代の身からすると、この人工的な油の塊を無自覚に摂取してコレステロールを増やし続けるのは、なかなかに恐ろしい事実である。

バターなら平気?

ここで一つの疑問が浮かぶ。 「じゃあ、ショートニングを使っていないバター主役のクッキーなら安全なのか?」と。

まず「病気のリスク」という点では、バターの方が圧倒的に安全らしい。しかし、「人工的な毒ではない=いくら食べても太らない」というわけではない。ここを勘違いしてはいけない。
※バターにも天然のトランス脂肪酸がごく微量に含まれるが、人工のものとは別物らしい

バターの主成分は脂質(飽和脂肪酸)であり、要するに高カロリーな油の塊だ。人工的な油の健康リスクがないからといって調子に乗って食べ過ぎれば、順当に太るし、カロリーと脂質の摂りすぎでしっかりコレステロール値も跳ね上がる。

結論:どちらを選ぶか

結局のところ、お菓子である以上「食べたら太る」という事実からは逃れられない。

ただ、どうせ同じように太るリスクを摂取するのなら、コスト削減のために作られた人工的な油(で無自覚に病気のリスクまで負うよりは、天然のバターをたっぷり使った美味しいクッキーを「ちょっとした贅沢感」を感じながら少しずつ楽しむ方が、健康的にも精神的にもいい気がする(持論です)。

スーパーの安いクッキーを無意識にボリボリ食べるのは‥完全にはやめられないだろうが少しは控えよう。40代半ば、口に入れるものの「質」を選ぶことは、そのまま自分の健康管理に直結しているのだ。

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