上京したら、それなりにいい会社に入っていい収入を得て、テレビドラマで見るような「ハイソな街」で夜景が綺麗なマンションに住むんだ‥と、思っていた時期があった。しかし、現実はそんなに甘くなかった…あの広々した綺麗なマンション、家賃いくらするの。普通に住めないよ。

1. ディープな街、大田区での気づき
転職ついでに上京し、通勤のしやすさで選んだ私の居住地は「大田区」だった。テレビの街ブラ番組などではよく「ディープな街」として紹介されることもあり、世間一般からもまぁまぁコアな下町、という印象を持たれているエリアだった。
上京した直後はハイソな街に住む気満々でいたため、正直なところ最初は少し嫌だった。しかし「住めば都」とはよく言ったもので、気付けば妙に落ち着くようになっていた。肩肘張らずに生活できる、なかなかに住みやすい街だった。
2. 東京ですらなくなった現在の居住地
そして現在は仕事の都合もあり、関東エリアの「ちょい田舎」に住んでいる。田舎と言い切るほど何もないわけではないが、もはや居住地は東京ですらなくなってしまった。 「東京に行く!」と意気込んで転職ついでに地元を離れ上京したのに、結局行き着いた先は東京の外である。若干の「地方感」が漂うエリアだが、これはこれで住みやすさを感じている。東京に住むことだけがすべてじゃないな、とすっかり落ち着いてしまった。

3. ハイソサエティおじさんとの遭遇
なんで急にこんな「ハイソな街に住む予定だった」という浅はかな願望を思い出したかと言うと、先日、通勤中に「High Society」という文字が書かれたパンツを履いているおじさんを見かけたからだ。 その文字の書体からも、どう見てもハイソじゃない。絶妙なダサさが漂っていた。「こんなのハイソじゃない」と思い少しツボってしまった。

4. まとめ
あのハイソサエティおじさんは、かつて分不相応に「ハイソな街に住みたい」と背伸びしようとしていた過去の自分を思い出させてくれた。 結局のところ、自分にとって一番居心地が良いのは、ハイソな街のブランド力よりも、見栄を張らずにジャージで歩けるようなディープな街や、ちょい田舎の気楽さなのだろう。これからも、自分の身の丈に合った環境で暮らしていくのかな‥一度くらいハイソな街に住んでみたいけどね。


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