1. 完璧さよりもスピード。「60点」を急ぐ外資系カルチャー
外資系企業に身を置いて10年以上が経ち、自分でも気づかないうちに「極度のせっかち」になっていた。
自分がかつて働いていたケータイショップでは、100点満点の完璧な状態に仕上げてからアウトプットをすることが求められていた。当然と言えば当然である。なんなら予期せぬトラブルも加味して120点の内容で出すことができれば完璧だろう。 しかし、今の職場ではその感覚は通用しない。内容にもよるし「デキがいい」に越したことはないが、一般的には「60点の出来でいいから、とにかく早く出せ」という圧倒的なスピード感が求められている。私たちの会社には「Bias for Action(行動優先)」というカルチャー(Leadership Principle、行動規範)があり、スピードこそが正義なのだ。

2. 仕事のスピード感と、取引先との温度差
なぜそこまでスピードを優先するのか。いろいろな理由はあると思うが、代表的な1つとしては時間をかけて完璧なものを作っても、市場の状況や上司の求めている方向性とズレていれば、費やした時間がすべて無駄になるからだ。
例えば、新しい業務フローの改善案を出す時だ。時間をかけて分厚く完璧な企画書を作り上げるのではなく、まずはA4用紙1枚の粗い構成案の段階でサクッと上司に共有し、「こういう方向で進めますがいいですか?」とフィードバックをもらう。ズレていればその場で軌道修正する。早い段階で未完成のまま共有し、走りながら完成させていく「アジャイル(俊敏)」な進め方が、結果的に最も効率が良い。
逆に、この「とにかく早く動く」思考が浸透していない社外の取引先企業と仕事をしていると、少しもどかしくなることがある。 何か確認事項を投げた際、「来週中にはご回答します」と返ってきたりするのだ。もちろん先方には先方の社内承認の都合があるのは理解している。しかし、私の脳内では(今日確認して今日返事できそうなんだけどな‥)と、ついせっかちな気持ちが湧いてしまう。ほんとに身勝手な思考ですが‥
3. 日常への浸食。クレジットカードの支払い変更での葛藤
なぜそこまでスピードを優先するのか。いろいろな理由はあると思うが、根本にあるのは「ビジネスにおける決定や行動の多くは、あとから修正ややり直しがきく」という考え方だ。
時間をかけて完璧なものを作っても、市場の状況や上司の求めている方向性とズレていれば、費やした時間がすべて無駄になる。だからこそ「間違っていたらあとで直せばいい」という前提で、早い段階で未完成のまま共有し、走りながら完成させていく「アジャイル(俊敏)」な進め方が最も効率が良いのだ。
例えば、新しい業務フローの改善案を出す時だ。時間をかけて分厚く完璧な企画書を作り上げるのではなく、まずはA4用紙1枚の粗い構成案の段階でサクッと上司に共有し、「こういう方向で進めますがいいですか?」とフィードバックをもらう。ズレていればその場で軌道修正すればいい。
逆に、この「とにかく早く動く」思考が浸透していない社外の取引先企業と仕事をしていると、少しもどかしくなることがある。 何か確認事項を投げた際、「来週中にはご回答します」と返ってきたりするのだ。もちろん先方には先方の社内承認の都合があるのは理解している。しかし、私の脳内では(今日確認して今日返事できそうなんだけどな‥)と、ついせっかちな気持ちが湧いてしまう。ほんとに身勝手な思考なのだが‥

4. 結論:ただの「せっかちおじさん」という職業病
仕事のスピード感が上がるのは、ビジネスパーソンとしては悪くないだろう。しかし、このスピード感を私生活にまで求めてしまうのは、外資系という環境がもたらした一種の職業病なのだと思う。
一歩間違えれば、ただの「せっかちで面倒くさいクレーマーのおじさん」である。仕事モードはプライベートに持ち込まないように気をつけよう‥。


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