いよいよ本格的に暑くなってきて、「そうめん」の登場機会もふえている。茹でて冷水で締めるだけ。手軽で涼しくてヘルシーなイメージだが、よく考えたら炭水化物の塊‥食べる量は気をつけなくてはならない。
そんな時、同僚からいい情報を耳にした。 「そうめん(炭水化物)は冷やすと『レジスタントスターチ』が増えて血糖値が上がりにくくなる=太りにくくなる」らしい。
本当かどうかわからないが、同僚曰く「太るリスクが半分くらいになる」とのこと(念のためもう一度お伝えするが「どの程度本当かどうかわからない」。鵜呑みにされないようご注意を‥)。そういえば米も「冷や飯のほうが太りにくい」と聞いたことがある。これが本当なら朗報である。半分にはならないにしろ、太りにくくなるのであればありがたい。
ただ情報源が同僚ってことでイマイチ信頼しきれない(適当なやつなんです)。念のため自分でも確認しておく必要があると判断しググることにした。
結論から言うと、過信してはイケナイ。
調べた事実をメモしておく。
1. 「血糖値の急上昇」を抑えると、なぜ太りにくいのか
レジスタントスターチ(難消化性デンプン)というのは、消化されずに腸まで届くデンプンのことらしい。ご飯や麺類は、加熱した後に冷ますことでこの成分が増える。食物繊維と似たような働きをするため、腸内環境を整えたり、食後の血糖値の急上昇を緩やかにしたりする効果があるのは「事実」だった。
そもそも、なぜ血糖値の急上昇を抑えると太りにくくなるのか。食事で血糖値が爆上がりすると、それを下げるために「インスリン」が大量に分泌される。このインスリンには、使い切れずに余った糖を「脂肪として体にため込む」という働きがある。だから、レジスタントスターチの働きで血糖値の上昇を緩やかにできれば、インスリンの過剰分泌を防ぎ、結果として「脂肪をため込みにくくなる=太りづらい」という理屈になる。
2. カロリーが消滅するわけではない
ここからが要注意で、「デンプンの一部」が消化されにくくなるだけで、そうめん自体のカロリーが劇的に減るわけではないようだ。「血糖値が上がりにくい=太らない」と勝手に思っていたが、カロリーはあるし普通に食べすぎれば順当に太る。
3. 最大の罠「めんつゆ」と「果糖ぶどう糖液糖」
さらに、そうめんを浸して食べる「めんつゆ」が曲者だった。 原材料を見ると醤油の次にしっかり「砂糖」や「果糖ぶどう糖液糖」と書かれている。
この「果糖ぶどう糖液糖」が厄介。普通の砂糖よりも安価で甘みが強く、何より消化吸収がとてつもなく早い。摂取した瞬間に血糖値をあっという間に爆上げさせることになる。せっかく麺を冷やして血糖値の上昇を抑えても、糖質たっぷりのつゆをジャブジャブ絡ませてすすっていれば全く意味がなかった。 レジスタントスターチの効果など、果糖ぶどう糖液糖の吸収スピードの前では一瞬で打ち消されてしまうのだろう‥。
結論:「太りにくい」は嘘とは言えないが、結局は太る。
「冷やせば太らない」は都合のいい解釈だった。冷やすよりも気にすべきことがあった‥orz
理屈はわかった。でも、この暑さの中、安価で手に入り、準備も簡単、食感もスルスルサッパリ‥なかなか手放せない。とりあえず「レジスタントスターチのおかげで少しはマシ」という説だけを信じ、今日もそうめんを茹でることにする。


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