帰省時の定番「蕎麦」。ざるそばと盛りそばの違い。

その他

1. 実家からの帰り道に立ち寄った駅ビルの「草笛」

実家からの帰り道、駅ビルに入っている地元で定番の蕎麦屋「草笛」に立ち寄った。ここは県内にいくつか店舗を構えており、地元民なら知っている人も多いだろう。

私は冷たくてツルシコした食感のそばが好きなので、席に着くなりとりあえず「ざるそば」を注文した。すると、注文をとってくれた店員から「普通盛りは他のお店の1.5倍くらいありますが大丈夫ですか? 小盛りもできますよ」と確認された。いつもなら大盛りにしたいくらいなので、自分にとってはむしろ歓迎だ。

2. 盛りそばとざるそばの違い

注文を終えて一息ついた時、ふと気付いた。自分はいつも「盛りそば」を頼む人間である。なんで今日は無意識に「ざるそば」と口走ってしまったのだろう(疲れていたのかな‥)。

そしてよく考えたら、「盛りそば」と「ざるそば」の違いなんて、昔どこかで聞いた「刻み海苔の有無」くらいの認識しかなく、これまでちゃんと確認したことがなかった。蕎麦が運ばれてくるのを待つ間の暇つぶしに、スマホで調べてみることにした。

3. 歴史が生んだ「海苔」と「つゆ」の違い

調べてみると、現在では多くの店で「海苔が乗っている(ざる)か、乗っていないか(盛り)」という視覚的な違いしかなくなっているようだ。 しかし、歴史を遡ると明確な差別化があったらしい。 江戸時代、そばを器に盛って提供する「盛りそば」が主流だったが、その後、より水切れを良くするために竹のざるに乗せた「ざるそば」が誕生した。 当時はざるそばの方が高級品として扱われており、つけ汁も盛りそばとは別の、よりコクのある良質なもの(一番ダシを使ったり、みりんを加えたりしたもの)を使っていたそうだ。そして後になって、見た目で明確に区別するために高級品の証として海苔をかけるようになったとのこと。

4. どちらを選ぶべきか

現代ではつけ汁をわざわざ分けている店は減り、単なる海苔の有無と、それに伴う数十円の価格差だけが残っているケースが多いようだ。結局のところ、個人の好みと言ってしまえば身も蓋もないのだが、そんな歴史的背景を知った以上、基本は盛りそば派の自分もたまには「ざるそば」で気分転換してみるのも悪くない。

自分がなぜ無意識に「ざるそば」と口走ってしまったのかは謎のままだが、久しぶりに海苔の風味が加わった蕎麦も美味しかった。運ばれてきたざるそばは、店員さんが言っていた通り満足度の高い量だった(蕎麦屋に行くといつも「ちょっと量が物足りないな‥」と思っていた私にとって、このボリュームは非常に嬉しい)。量はそこそこ多めだが、ツルシコな食感のおかげでペロッと平らげてしまうよね。


お蕎麦を食べたお店はこちら

信州そばの草笛 長野駅ビル・MIDORI店(ホームページ

長野にお立ち寄りの際はぜひ。

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